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枯れない花~鈴木大輝のパスセンター生活を振り返って~ 第三章 わだかまり

みなさん、こんにちは。

パスセンター東戸塚の小島です。

 

更新を楽しみされていた方大変お待たせいたしました。

卒業された方の小説の続きを紹介したいと思います。

 

第三章 わだかまり

 

 

 

4月。
私がパスセンターに復帰してから、1年が経とうとしていた頃。
パスセンター上大岡は新体制に移行した。

 

新しい施設長は私と面識があった。

ただ、他の支援員は新しい人ばかりだったので、少しだけ寂しさを感じていた。

 

それでも私はすがるような思いで、新しい施設長に面談を申し込んだ。

色々と話がしたかったのもあるし、今後の訓練についてのアイデアをもらいたかったからだ。

 

その時、知っている人物ということもあってか、

多少へらへらしていたと、今になって思う。

 

私の質問に、施設長は間髪を入れずにこう言った。
「あと1年しか無いんだから、就活に入った方が良い」

 

私は凍り付いた。もう少し訓練をしてから就活に入ろうと考えていた矢先、

就活に入ることを余儀なくされたと思っていた。

 

施設長は続けた。

「今まで自分自身の課題と向き合ってこなかったことを、非常に残念に思う」

 

当時の私には、理解が追い付かなかった。自分のこととは、

自分なりに向き合ってきたと思っていたからだ。

 

私はこれまでのことを全否定されたと感じた。

 

面談が終わった後には、すっかりしょげていた。

 

何より、自分の課題が何なのか、皆目見当もつかなかった。

悩んだ。

 

とにかく悩んだ。次の日に体調不良を起こすくらいに悩んだ。

 

悩んだ末に、もう一度施設長と話をした。

 

「パスセンターを辞めたい」

 

私は、そう告げた。心はすでに折れていた。

そんな中で就活をするなど、出来ないと思っていた。

 

施設長は聞き返した。

「辞めてどうするのか」

 

分からないと答えた。

 

施設長は
「辞めてどうするかも決めていない人間を、辞めさせると思うのか」
と言った。

 

何も言えなかった。

 

ただ、涙がこぼれた。施設長は泣くほどのことかと言っていたが、

私にとっては大事だった。とにかくその場から離れたかった。

 

だが、許してはもらえなかった。

どうすれば良いのか、分からなくなった。

 

自分の中で張り詰めていた糸が、あの時切れた。

そして、私はパスセンターに来ることが出来なくなった。

 

 

 

続く…

 

 

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