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幸せな選択
みなさん、こんにちは。
パスセンター東戸塚の小島です。
これまでいくつか「選択」を迫られることがあったと思いますが、
みなさん、幸せの「選択」をしていますか??
これまで10年以上障害者雇用に携わり、多くの障害のある方と
接してきました。みなさんいろんな「選択」をされていますが、
その中で印象に残っている「選択」を紹介したいと思います。
<40代男性の選択>
彼は20代の時に車の事故に合い、重傷を負ってしまいました。
リハビリも含め約2年入院し、その後社会復帰をしたのですが、
入院中、当時の主治医から「選択」を迫られたそうです。
「『義足』にするか『車いす』にするか選択してください」と。
この話を聞いた時、酷な話だなと思ったのですが、彼は言いました。
「私は義足を選択したのですが、今になってその選択が正しかったと
思ってます。確かに行動範囲は狭くなったのですが、外出時は常に
妻が私に寄り添ってくれて一緒に歩いてくれるのです。こんな幸せ
ありますか?」
<20代男性の選択>
先天性の下肢障害で、小学生の時は杖を使い歩行していましたが、
中学生の時に、なかなか思うように歩行出来ないことから、
車いすの使用を勧められたそうです。車いすを使用すると筋力が
低下し、歩くことが出来なくなるとも言われたそうですが、彼は
迷わず「車いす」を選択したそうです。
そして彼は言いました。
「車いすにして良かったです。車いすがあれば一人で遠くまで
行くことが出来るんです」
2人とも笑顔で「選択」の話をしてくれました。
選択したのもはそれぞれ違いますが、選択した先には
それぞれ幸せがありました。
どうせ選択をしなければならないなら「幸せ」を考えたいですね。