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ケヤキと重ねて・・・

こんにちは

生活支援員の高桑です。

 

芽吹きから新緑にかけての、きらめくようなケヤキも
いいし、落ち葉を舞わせる晩秋のケヤキもいい。

しかしこの木が一番目立った姿になるのは、なんと
いっても冬の裸木のときと思います。

 

ところどころ皮の剥がれかかった幹がバラ色をおびている。

空高く扇を半開きにした形でひろがる姿は、一目でそれと
分かる特徴がある。

剛直な幹に比べ梢の姿は、たおやかだ。

 

その一本一本が、1ミリでも天にに近づこうと夕焼け・
澄み切った空を刺す姿は最高だ。

 

 

 

 

植物は秋から冬にかけて冬支度をし、凍結に耐えられえる
態勢を作り上げる。

 

ケヤキは、冷夏25℃の凍結にも耐える夏型のたっぷりと
栄養の含んだ冬型の細胞に変えて厳冬に耐える。

大気汚染に弱いと言われるケヤキの木々が車の振動や
排気ガスに必死に耐えてる姿は痛々しい。

 

ケヤキを語る時、パスセンターの利用者さんと重なる。

 

障害を持ち多くの不安を抱え、そんな自分を受け入れられ
なくパスセンターの扉を開けた利用者さん。

 

同じ悩みを抱えながら必死に学習・訓練に励む仲間との
出会いで「同じ空気」の安心感から、現在の自分を受け
入れ確実に成長する利用者さん。

 

ご家族や身近な人と一緒に1つ1つの壁を乗り越え、全力で
支援する支援員と二人三脚で就労を目指す利用者さん。

 

社会人として世の中の要請こたえる能力を多岐にわたり
身につけ成長する利用者さん。

 

高いスキルの習得、コミニュケーション能力の開花、人を
慮る優しさ、一般常識の会得と完成される歩み。

これら一つ一つが、「ケヤキ」の生き方に重なります。

 

パスセンターのあるビルの前の街路樹のケヤキたちは、
昭和・平成・令和の沢山の事実を見てきました。

これからの幾世代も荘厳と繊細の同居した老木のケヤキは、
見守り続け続けてくれます。

 

優しく、厳しく、時には無言の怒りを表してくれます。

見られている私たちは、魅せられるように歩みたいですね。

 

コロナにも打ち勝ち、母なる安寧の願いに感謝しつつ、
世界が動き出した経済優先での環境汚染を解消する
人になりたいものです。

 

かつて松の木も杉の木もケヤキの木も皆んな笑っていたが、
今はみな泣いたり、悲しんだり、怒ったりになっているとの
老人の言葉は重く感じられます。

 

 

パスセンター東戸塚に見学にいらしてみませんか。

ご連絡をお待ちしております。

 

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