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境木地蔵尊へ初詣

パスセンター東戸塚の小島です。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

本日は初日ということもあり、利用者さんと保土ケ谷区に
あります「境木地蔵」に初詣に行ってきました。

旧東海道の権太坂頂上にあり、地蔵菩薩が祀られている仏堂で
武蔵国と相模国との国境にあたる場所にあります。

今日はここに祀られているお地蔵さんのお話を紹介しますね。

昔腰越の浜に打ち上げられたお地蔵さんを漁師たちが引き上げ
その漁師たちの夢枕でお地蔵さんはこう伝えました。

「江戸へつれていってくれ。もしも途中で動かなくなったら、
そこにおいてくれればよい」

と言いました。

漁師たちは、お地蔵さんを牛車に乗せて運ぶことにしました。
ところが、境木にさしかかると、突然牛車は動かなくなり、
漁師たちは、お地蔵さんをそこに置き去りにしてしまいました。

境木の村人たちは、置き去りにされたお地蔵さんを見て困り
悩んでいると、今度はその村人たちの夢枕に現れて

「どんな粗末なお堂でもよいから造ってくれ。
そうすればこの土地をにぎやかにしてあげよう。」

と言いました。

村人たちはさっそくその通りにすると、お参りに来る人も出て
「ぼたもち」が名物のお茶屋さんもでき、たいへんにぎやかに
なったそうです。

小さなお寺ですが、経緯を知ると楽しみが増えます。

みなさんも由来を知ると楽しみが増えるかもです。