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「道」
こんにちは。
パスセンター東戸塚、支援員の植原です。
先日行った書き初めで利用者さんに書いて頂いた詩です。
「道」と名づけられたこの詩はプロレスラーのアントニオ猪木
さんが引退セレモニーで詠んだ事で広く知られるようになりま
した。
しかし、この詩を創作したのは猪木さんではなく、哲学者で宗
教家である清沢哲夫さんという方だそうです。
下記に清沢さんのオリジナルの詩を記してみます。
「道」
此の道を行けば
どうなるのかと
危ぶむなかれ
危ぶめば
道はなし
ふみ出せば
その一足が
道となる
その一足が
道である
わからなくても
歩いて行け
行けば
わかるよ
(昭和26年10月『同帰』所載)
猪木さんのバージョンと殆ど同じですが、語尾などは少し優し
い感じがしますね。
ではなぜ、就労支援施設のブログで「道」を紹介するのか?
パスセンターのチラシやリーフレットを見て、行こか行くまい
かと悩んでいる方、既にパスセンターを利用していて就労に躊
躇している方達へ、新しい一歩は物事の始まりであると同時に
それまでの物事が終わることも同時に意味します。
だから不安に思ったり迷うことがあっても当然かと思います。
そんな時にはこの「道」を思い出してください。
この詩に込められた「物事は終わってみて始めて良かった、失
敗したとわかる。だからこそ、その生を生きる「今」を受け入
れ、自らを大切にし、しっかりと今を生きていきましょう」と
いう作者の願いは皆さんに送る最高のエールなのではないかと
私は考えます。
どうぞ、危ぶまずにふみ出してください。
では皆さん最後にご唱和ください。
行くぞーッ!イーチ、ニィ、サン、パスセン、タ―ッ!
お待ちしてます。