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落ち葉の凄さ
こんにちは
生活支援員の高桑です。
昨年12月6日、「自然の営みで取り残された落葉の有効利用」
についてお伝えいたしました。
今日は、「落ち葉の凄さ」についてのお話です。
「土の世界」では落ち葉は、命の源です。
スプーン1杯の土には、50億のバクテルア、
2千万の放線菌、百万の厳正動物、20万の
藻類・菌類がいると言われています。
生きている土は、枯れ葉を食べて肥料をこしらえ、
森林が育んだ土は、雨に流れ肥えた大地を作り、
文明の母となります。
育った森林は、防風・防砂・防災の他、澄んだ空気を
作り、人々に健康と安全を与えてくれます。
ミネラルを豊富に含んだ水が、幾年もの時を経て
地下に浸透し、川に海に注がれます。
植物プランクトンは、海流や河川から栄養の供給をし、
漁業周辺にある栄養豊富なカキをも作りだします。
落ち葉⇒豊かな森林⇒豊かな海
落ち葉が海産資源を作り出すのです。
40億年の生態系の歴史を破壊する愚を犯してはなりません。
人間は自然と対決するのではなく、自然に一部に過ぎない
事に気づき、自然から学ばなくてはなりません。
便利さや経済優先の発想から、自然を敬い、バランスよく
共生するのが大切です。
落ち葉の偉大さを再確認し、都市部で「生き場を失った」
落ち葉の有効活用をもっと真剣に考えたいものです。
最後の最後まで一生懸命生きるを続ける姿から、
私たちの生き方を教えてもらっています。
「今を生きる」、「これからを生きる」を、真剣に
向き合い、考える利用者さんがいます。
何ができるかを考え努力する東戸塚の空気を
足をお運びいただき感じてくれたらと思います。