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鼻呼吸のメリット

こんにちは!支援員の田中です(^▽^)/

先日テレビを見ていたら、街頭インタビューをしていて

「マスクの下で口呼吸をしている人」

が、な、な、なんと!60%いらっしゃたそうです。

せっかく、マスクをしているのに~

ということで、

今日は、鼻呼吸のメリットについてです。

 

鼻呼吸のメリット

呼吸は鼻でも口でもできますが、鼻呼吸にはメリット

がたくさんあります。

反対に口呼吸にはメリットがほとんどありません。

ではふたつの呼吸の違いをおさらいしましょう。

 

【鼻呼吸の役割】

1.空気中のよごれをフィルタのようにとる

出ていたら恥ずかしい鼻毛ですが(-_-;)

とても大事な役割を持っています。

空気中に含まれるホコリなどを毛にからめ、

体内に侵入させないようにしています。

鼻の中の粘液層はホコリよりも小さな細菌、

ウイルスなど目に見えないものをキャッチし、

かためて侵入を防いでいます。

また、粘液には抗体があり、細菌やウイルスが粘膜に付着して

増殖するのを防いでいます。

 

2.空気の温度調節

鼻から入った空気は肺に入る時点で温められます。

暖かい空気は肺にかかる負担を軽減し、

横隔膜の活動を増進させています。

 

3.呼吸量の調整

鼻の呼吸は換気に最適な呼吸リズムをつくります。

鼻腔内の抵抗が粘膜刺激の反射を調整し、

正常かつ規則正しい呼吸運動に調整します。

また最小のエネルギー消費でできるようにしているそうです。

また鼻腔内で一酸化窒素が生産され、それを取り込むことで

気道の殺菌や肺の換気機能を補助する役割があります。

 

【口呼吸の弊害】

1.感染症にかかりやすくなる

鼻呼吸ではシャットアウトできていたウイルス、

最近が容易に体内へ侵入してしまうため、

さまざまな疾患にかかりやすくなってしまいます。

2.口腔内の乾燥を招く

口腔内がすぐに乾燥するため、

歯肉炎や虫歯を引き起こしやすくなるそうです。

特に冬場では空気が乾燥し冷たいので、

寝ているときも口呼吸しているとのどが腫れやすくなります。

口輪筋が弱まり、歯がくちびる側へ傾斜するようになります。

突出したような見た目になり審美性も損なわれるでしょう。

のどの奥にあるアデノイドという部位が肥大していき、

アデノイド顔貌という特有の顔つきにかわります。

また咀嚼機能も低下するため、嚥下障害になり消化不良

を起こすようにもなります。

 

鼻呼吸を紐解くと・・・

なぜこのように鼻呼吸にはメリットが多いのでしょうか。

それは、物理的に距離が近い、「脳」の生理機能を守る

役割があるためです。脳と鼻は密接な関係があり、

さまざまな役割を担っています。

その中でもキーになるのが「脳の温度」です。

脳温度の調節機能について、運動時の代謝と末梢循環等に

精通する永坂鉄夫教授の研究内にこんなものがあります。

 

脳は高温にはきわめて弱い臓器で、脳温が40.5℃を越すと

その機能に何らかの障害が現れる(Caputa,1981)。

激しい運動や暑熱運動で体温がこの限界温を越すレベル

にまで上昇した場合は、脳の機能維持のために

この限界温以下に脳温を

下げておく必要があり、そのために発達した特別な

機構が選択的脳冷却selective brain cooling; SBC)

である。(Cabanac,1993、1995)

(永坂鉄夫 日生記誌37(1):3-13.2000)

 

この冷却機能は頭部からの汗の蒸散と、

上気道粘膜でおきる水の蒸発で頭蓋内に入る

血流が十分冷やされなければなりません。

そのためには鼻呼吸により粘膜の血流を多くして

水分を増やすことと、

鼻腔と脳との直接的な熱交換が有効とされています。

そして鼻腔と脳自体が物理的に近接しているため、

直接的な熱交換によって脳が冷却されているのではないか、

という研究です。

 

脳と近接している・・・と改めて考えますと、

鼻呼吸がいかに大事かがわかりますね。

鼻は呼吸をするために、口は食べ物を摂取するため

に設計されているそうです。

 

最後に

綺麗な空気を体の隅々までいわたるには、

浅い呼吸ではなく

鼻からしっかりと空気を吸ってお腹を膨らまし

静かに口から吐き出すことを心がけることが大切です!

 

 

 

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