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ファクシミリの話 Part②

こんにちは

パスセンター東戸塚、生活支援員の高桑です。

 

1968年(S43年)G1規格のファクス~1984年(S59年)G4

ファックスは、短期間に進化し、スピードアップと地理的
拡大で世界的に経済発展に寄与してきました。

 

第二回の今日は、CIからG4ファックスの進化と変遷に
ついてとG1~G4のGの意味についてのお話です。

それぞれの規格や内容は、下記の通りです。

①G1規格
1968年(S43年)GI規格(電話回線、データ圧縮なしで、
A4サイズ原稿を6分で送信)が勧告されました。
1972年の第一次通信回線の開放と共に、電話回線が
データ通信やFAX通信に広く利用されました。
東方電機(後の松下電送)・NEC・東芝・日本無線などが
競ってFAXのG1適合機を商品化しました。

 

②G2規格
1976年(S51年)にA4サイズの原稿を3分で送信するG2
規格が勧告されました。
走査線密度はG1と同じ、3.85本/㎜で、走査線周波数を
360本/分にし、2倍の速度の標準化をしている。

 

③G3規格
画像信号のデジタル化と伝送時間を短縮するデータ圧縮
技術が実用化され、1980年(S55年)にA4サイズ原稿を
1分で送信するG3規格が勧告されました。

 

④G4規格
1984年(S59年)にFAXデータを高速デジタル回線で送信
するための標準化、G4規格が勧告されました。
G4規格は、G3規格を拡張して回線交換公衆データ網、
バケット交換公衆データ網、ISDNに対応した規格です。

 

以上の規格の制定や回線開放と共に量産とコストダウン
が進み官公庁・新聞社から大手企業、さらに中小企業や
個人へと使用が拡大していきました。

 

G4ファックスは、相手がG3の場合、G3ファックスとして
作動します。

 

G1・G2・G3・G4のGの意味は、グループの略です。
電気通信大手(NTTなど)や学者が、通信技術やスピード
で基準や規格を定めます。
国際連合と協定を結ぶ専門機関の一つのITU-T(国際
電気通信連合・電気通信標準化部門)が勧告します。

★A4サイズ(210㎜×297㎜)の標準サイズについて。
A4用紙に入る文字数の目安は、最大1,800文字です。
ワードで10.5Pで1行に45文字、40行と言われます。
標準は、手書きで1,000文字と言われています。

 

★FAXの送信原稿での配慮★

送信用紙が複数枚になる場合、受信された方が、順番や
総枚数が分からない時や、質問や疑問の箇所を伝えやすい
ように配慮したほうが良いですよね。

 

具体的には、余白(右上か左上が一般的)に下記のように
表示します。

 

ページ数/総ページ数 12/1・2/12・・・12/12のように。

 

パスセンターでは、ビジネスシーンを想定して、

お客様目線で仕事をすることの大切さを

みんなで意見を出しあいながら学習しています。

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