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祝儀袋と祝い金の話
こんにちは
パスセンター東戸塚・生活支援員の高桑です。
本日は、祝儀袋と包む祝い金のお話です。
祝儀袋は、包む金額によって種類が異なります。
「1~3万円」「3~5万円」「5万円以上」になりますが
目安として入れる金額の1/100位の値段の祝儀袋を
選ぶのが良いとされます。
「のし」ありや「結び切り」の水引はOKですが、
豪華な金銀の水引でも「蝶結び」はNGです。
祝儀袋について注意すること。
①ご祝儀袋には、新札(ピン札)を入れる。
②お祝い金、お札は表面(肖像画が印字されている方)
が揃うように入れる。
③お祝い金を中袋に入れるときは、お札の肖像画が
上で揃うようにいれる。
④ご祝儀袋の包みの折り方は、下の折り返しを
上にする。
⑤ご祝儀袋は右開きして包むようにする。
お祝い金が奇数がいいと言われるのは?
日本に昔から根付いている、陰陽思想に基づいて
いると言われています。
奇数は積極的な面を表現するおめでたい「陽」の数字、
偶数は陽のあたらない消極的な面を持つ「陰」の数字
とされています。
昔からお祝い事や行事などに関する数字は奇数が
使われています。
三々九度・七五三・3月3日(桃の節句)
・5月5日(端午の節句)・7月7日(七夕)
などなどです。
他方、偶数はキレイに割り切れるので
「別れ」・4は「死」・9は「苦」を
イメージするので避けられてきました。
祝い金も奇数が使われているのが現状です。
最近は、お祝い事に偶数が使われることも多く
なってきているようです。
2は「ペア」・8は、「末広がり」とイメージされ
2万円や8万円を贈ることも増えてきたようです。
その場合に、「1万円を1枚、5千円を2枚の2万円」
にするという奇数枚数にして贈るなどの工夫も
あるとの事です。
聖徳太子から福沢諭吉に1万円が変わって、若い人が
1万円札を「諭吉様」と呼ぶようになりました。
これからは、渋沢栄一を「栄一様」「栄ちゃん」と
呼びながらお祝い金を入れる姿が浮かんできますネ。