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炭の色々

こんにちは

パスセンター東戸塚・生活支援員の高桑です。

 

就労に向けて様々な学習をすることができるパスセンター
では、時にグループワークで物を色々な角度から見ること、
先人たちの貢献に感謝する心をもつなど意見交換する
こともあります。

 

先日(10/21)は、人類が誕生する前から珪藻が堆積し
多孔質で細かい土が、私達の生活の安全と安心に寄与
している事をお話しさせていただきました。

また、消石灰(水酸化カルシューム)も昔から調湿効果・
消臭効果・耐火性に優れ住宅の室内の壁として使われて
いることをご紹介いたしました。

本日は、燃料としての「炭」が多孔質で、色々な効能が
あることについてお話します。

日本の代表的燃料の一つに「炭」があります。
「炭」は大きく分けて①白炭(しろずみ)・黒炭(くろ
すみ)・オガ炭・竹炭(ちくたん)になります。
それぞれの特長は下記の通りです。

 

①白炭(しろずみ)
硬い材質の木を1,000℃以上の高温で焼いた硬い
炭。馬目樫(うばめかし)が代表的で、馴染みの
「備長炭」がこれに該当します。
他に、楢(なら)、樫(かし)などが使われます。

 

②黒炭(くろずみ)
400~700℃と低い温度で作った柔らかい炭。
茶道・バーベキューの炭として利用。
クヌギ、樫などが使われ、調湿・消臭に適し
コスト的にも手頃です。

 

③オガ炭
鋸肩・樹皮を原料にしたオガライトを炭化した
もので、炭の中心に穴の開いた炭です。
火着けと火持ちは、白炭と黒炭の間くらいです。

 

④竹炭(ちくたん)
竹を焼いて炭にしたもの。1000℃以上の高温で
焼いたものは、木炭と同じく多孔質で白炭の数倍・
黒炭の10倍の消臭効果があります。

 

【付録】備長炭について
硬度15度~20度(鉛筆・鉛が硬度1、鋼鉄が硬度
20度ですからその硬さにはビックリですネ。

炭素成分が非常に多く、不純物が極めて少ないため
燃焼時間が一般の木炭の2~3倍以上長く、燃やし
始めのガスの発生が少ないのも特長です。

炭の効果色々

 

①調湿作用・・・湿度を調節する。
②消臭効果・・・嫌な臭いを消す力。
③吸着効果・・・有害物質を吸着する力。
④遮断作用・・・有害電磁波わ遮断する力。
⑤マイナスイオン・・・マイナスイオンを増やす力。

あらゆる生活シーンで「炭」を活用して健康や安全を
体験している方も増えているようです。

長き歴史の中で育まれた資源の再発見や「物の性質」を色々な
角度から見て、調べて、使用する。
先人がさり気なく伝承してくれている物の価値を知りましょう。

 

食べ物の好物に必ず出てくる「生寿司」のガリ・ワサビ・笹
(バレン)酢飯の酢・お茶など「沢山の安全」があります。

 

今日も私の豆知識をお伝えしました。
コミュニケーション力UPに繋がればと思っています。

是非、足を運んで活発で明るいパスセンター東戸塚を見学ください。
お越しをお待ちしています。

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