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鏡開きについて

コロナ蔓延で外出を控える毎日。

ご家族お揃いで健やかで幸多い年を願って
鏡開きでお餅をお食べになりましたか?

生活支援員の高桑です。

 

今日は、1月11日の鏡開きについてのお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年神様がいらっしゃる松の内(元旦~1月7日)が
開けた11日に鏡開きをします。

鏡餅は単なるお供え物と言うよりも、年神様が
宿るところだと考えられていますので、鏡餅を開く
ことで年神様をお送りすると言う意味もあります。

 

年神様の力の宿った鏡餅をいただくことで、力を
授けてもらい、1年の一家の無病息災を願います。

鏡開きで正月に一区切りをつけることは、その年の
仕事始めの意味もあります。

武士は具足などを納めていた櫃(ひつ)を開き
商家は蔵を開き
農村では田打ちという作業をして1年の出発としました。

 

剣道・柔道などの武道で新年の道場開きに鏡開きを
する(お汁粉をふるまう)のはその名残です。

 

 

もともと武家から始まった行事なので、刃物で切るは
「切腹」を連想させるために、包丁等の刃物で切るのは
禁物で、手で割り砕くか、槌(つち)で開くように
なりました。

また「割る」という表現も演技が悪いので、末広がりを
意味する「開く」を使うようになりました。

お祝い事で酒樽を割ることも鏡開きと言いますが、
これは樽酒の蓋のことを酒屋で「鏡」呼んでいました。

 

日本酒は様々な神事を営む際に供えられ、祈願が済むと
参列者でお酒を酌み交わして祈願の成就を願う風習が
あります。「直会(なおらい)」といいます。

このお酒が樽で供えられ時に、樽で割ってお酒をふるまう
わけですが、やはり縁起の良い「開く」という表現を
使います。

鏡餅の鏡開きも、樽酒の鏡開きも、新たな出発に際し
健康や幸福を祈願しその成就を願うことです。

 

このことから新築家屋の完成した時、創立記念日、
結婚披露宴などで樽酒の鏡開きするようになりました。

私事ですが、数十年前に祖父のお下がりの羽織袴で
樽酒の鏡開きをした結婚披露宴が懐かしいです。

 

古から伝えられている伝統行事の意味を知り、良き
所を取り入れ「新しい生活様式」作っていきたいですね。

 

パスセンター東戸塚では、現実を冷静に見ながら、
ネガティブ思考でなく前向きにやるべき対策をしながら
頑張っています。

皆様のご意見が私たちの勇気になります。
ご意見をいただきますようお待ちしています。

 

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