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令和2年 障害者雇用状況の集計結果について
みなさん、こんにちは。
パスセンター東戸塚の小島でございます。
1/15付けで厚生労働省から
「令和2年 障害者雇用状況の集計結果」が
公表されました。
この集計は、毎年6月1日時点での障害者の雇用義務のある
事業主などに報告を求め、それを集計したのもです。
いわゆる6.1報告と言われるものです。
民間企業では、昨年度の後半、コロナの影響はあったと思いますが、
それでも前年度より障害者の雇用者数、実質雇用率が上がり、
過去最高を更新しています。
・雇用障害者数は、57万8,292人で、対前年比3.2%(1万7,683.5人)増加
・実質雇用者数は、2.15%で、対前年比0.04ポイント上昇
公的機関、独立行政法人も対前年比を上回り、民間合わせて、
雇用者数が2万4,181人増加しています。
新たな雇用が生まれることはいいことですね。
ちょっと視点を変えてみましょう。
新規雇用分をみると、約6万人増加しています。
しかしながら、前年比約2万4,000人増加していますので、
単純計算ですが、約3万6,000人の方が退職されていることになります。
そして、昨年6月に公表されたハローワークを通じた障害者の
就職件数は約10万7,500人でしたので、新規雇用の方の退職者は
約4万7,500人いることになります。
単純計算ですので、実際には障害を開示しないで就職された方や、
短時間もしくは20時間未満の就職もあると思いますが、
企業のHPや民間の求人媒体等で就職された方も加味すると
それ以上の退職者がいるのではないかと思われます。
雇用者数が上がったことはいいことですが、
退職者の数も注目する必要があると思います。
昨年はコロナの影響があり、事業縮小などの処置を取った
企業もあると思いますが、会社都合による退職者は2,000人と
前年とさほど変わっていないことを考えると、
通年でこのようなことが起きていることが分かります。
このような事態を重くみた私たちパスセンターは、
就職だけでなく定着に力を入れた支援を行っております。
就職がゴールではなく、長く働けることが、その人にとって
働く喜びになると信じているからです。
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メール higashitotuka@passcenter.jp
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