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2月2日 何色の鬼がいるの??

こんにちは

生活支援員の高桑です。

本日2月2日は節分です。

 

 

立春の前日の節分は、例年2月3日ですが、
2月3日でないのは37年ぶり、2月2日は
なんと124年ぶりのことだそうです。

 

昨年は、珍しい豆まきとして、群馬県鬼石町の
毎年節分で追い出された鬼を全国から呼び入れる
「鬼恋節分祭」で、「福は内、鬼は内」と声を出し
たり、奈良県吉野山の金峯山寺蔵王堂の「福は
内、鬼も内」と言いながら鬼を集め、仏法の力で
改心させる等を紹介させていただきました。

 

本日のお話しは、節分の鬼は何色の鬼がいるか?
その性格は?マメ(大豆)をぶっつける理由は?

です。

 

 

鬼は、赤鬼・青鬼・緑鬼・黒鬼・黄(白)鬼の5色。
なぜ5色かは、仏教における「煩悩」と関係あり、
「心穏やかに過ごすには心に蓋している5つの煩悩
を外しなさい」との教えからきています。

それぞれの煩悩と取り除き方をお話します。

 

 

赤鬼・・・「貪欲・欲望・渇望」を意味します。
豆をぶつけることで、「自分の中の
悪い心を取り除かれる」と言われています。

青鬼・・・「悪意・憎しみ・怒り」を意味し、豆を
ぶつけることで「福相・福徳に恵まれる」
と言われています。

緑鬼・・・「倦怠・眠気・不健康」を意味し、「不摂生
を反省し体を健康に保つこと」自分に言い聞
かせて豆をぶつけると良いと言われています。

黒鬼・・・「疑・愚痴・疑いの心」を意味し、豆をぶつ
けて「卑しい気持ちを追い払い、平穏を願う」
と言われています。

黄鬼・白鬼・・「心の浮動・後悔・甘え・我執」を意味し
豆をぶつけて「自己中心的な考え方を反省し
公平な判断が出来る様になる」と言われています。

これら煩悩を取り除くために大豆を使う理由は、
●魔(ま)を滅(め)する。

●栄養の少ない土地でも育ち病気にも強い。

●豆は命の元となるたんぱく質が豊富
などの理由からです。

 

節分は、新暦では俗に言う年越し・年取りで神社・仏閣・
家庭で豆をまいて鬼を追い払うしきたりです。

春の初めに祝福の神々が訪れる意味もあります。

 

私たち一人一人が他に転嫁せず、自分を見つめて「煩悩」
を取り除く姿勢が大切ですね。

 

コロナという「すごい鬼」に冷静に自己管理しながら、
学習に訓練に励む東戸塚の利用者さんに、神からの
ご褒美がくると信じています。

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