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梅雨言葉について

こんにちは

 

生活支援員の高桑です。

 

2021年の九州での梅雨入りは、例年より早く史上2番目の
5月11日に宣言されました。

 

関東では、「梅雨もどき」の日々が続き、再来週頃の
梅雨入りになりそうです。

 

梅雨と言えば「憂鬱」をイメージしますが、実はとても
綺麗で美しい梅雨言葉や季語があります。

 

本日は、梅雨言葉についてのお話です。

 

梅雨の異称も沢山ありますが、代表的なものを紹介します。

●五月雨(さみだれ)
「さ」は旧暦の5月(現在の6月)を指し、「みだれ」は
「水垂れ」という意味です。

梅雨という言葉が伝わる前は、五月雨でした。

 

●梅霖(ばいりん)
「霖」は、「ながあめ」という意味です。

 

●洒落雨(さいるいう)
七夕に降る雨のことです。
織姫と彦星が年に1度の逢瀬の後に流す涙雨、あるいは
逢瀬が叶わなかった哀しみの雨と言われ、七夕の雨の
切なさが伝わってきますよネ。

 

●その他
「梅雨晴れ」「梅雨入り晴れ」「男梅雨」「女梅雨」
「空梅雨」「旱梅雨(ひでりつゆ)」「照り梅雨」
「枯れ梅雨」「戻り梅雨」・・・・・・・。
まだまだ梅雨を表す言葉あります。すごいですね。

五七五の十七音で表現できる詩=俳句は、最近ではテレビ
番組「プレバト」の俳句の才能ランキングなども人気の
企画になっていますね。

 

梅雨は夏の季語ですが、梅雨にまつわる季語も沢山あります。
黒南風(くろはえ)、虹、井水増す、五月雨、雨蛙、青蛙、
蝸(かたつむり)、紫陽花・・・・・・・です。

 

最後に、梅雨にまつわる有名な句をです。

 

五月雨を あつめて早し 最上川(松尾芭蕉)

 

当初「五月雨を集めて涼し最上川」と詠んでいましたが、
実際の最上川は、日本三大急流に数えられるほどの流れが
早く長雨により増水した川はより危険さを増し、川下りで
激流を体験し、思わず「集めて早し」と句の内容を変更
したと言われています。

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