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進化するカメ
みなさん、こんにちは。
パスセンター東戸塚の小島です。
みなさんは「バイブル」となるものをお持ちですか？
十数年前に努めていた会社の社長から一冊の本を
渡されました。短いけど人生の役に立つ話が
13の物語に凝縮した本でした。
その中の1つに
「進化を拒んだ古代魚と陸に上がったカメ」
という物語がありました。
内容は、今住んでいる沼がいずれ干上がってしまう恐れがあり、
干上がってしまっても生き延びれるよう今から準備しようと
努力したカメと、それを否定し現状のままでいようとした
古代魚の話です。
結果は、沼の水が干上がってしまい、古代魚は滅びてしまうのですが、
その時のカメが古代魚に言ったことは当時の私には衝撃的でした。
「いいか、お前にも皆と同じようにチャンスはあった。
変化する世の中では進化するか、しないかという選択ではなく、
進化するしかないのだよ」
古代魚はそれを理解できず、
「おれはなんて不幸なんだ。不運なんだ世の中すべてが不利に
働いちまった。カメに俺の気持ちがわかるか～～」
今日の繁栄を享受してる自分にとって、
「明日を生きるためには進化が必要である」ことを
この古代魚のように理解していなかったのです。
出来ないのは「世の中のせい」「親のせい」「○○のせい」
主体的に行動せず、他責にしてしまっていることに
気付いていませんでした。
さらにカメは話を続けました。
「不幸な友よ、昔わたしもお前のようなバカな魚で、
忠告を聞いたが大事な事と思わなかった。だからワシとて
足はのろいし、空もとべない。しかし、どの道進まねばならん、
だからもっと速く動こうと決心している」
そして最後にカメは言いました。
「いずれはもっと上等なものに進化したいから、いまも努力するのだ」
今でもこの本を自分の「バイブル」としています。
コロナによって私たちのライフスタイルが大きく変化しました。
その変化を嘆いていても状況は変わりません。
だからこれからも進化していきます。
先日、ある方から一冊の本を渡されました。
自分に足りないものがまだまだあるのだと思いますが、
きっとまだまだ進化出来るのだとも思います。
古代魚ではなく、進化を続けるカメでいられるように。
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