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枯れない花~鈴木大輝のパスセンター生活を振り返って~ エピローグ 枯れない花

皆さん、こんにちは。支援員の眞部です。

毎日ジリジリの日差しで、干物になっていませんか?

しっかりと水分補給して、夏をエンジョイして下さいね!!

 

さて、皆様にお届けしてきました卒業生の小説ですが、いよ

いよ今回が最終回となりました。何はともあれ、早速ご覧下

さい!!

 

 

エピローグ 枯れない花

 

 

こうして、私は利用期限ぎりぎりで就職を決めた。

今回のパスセンターでの生活は、本当にいろいろなことがあ

った。何より、自信が無い中で就職が出来たことには、自分

でも驚いている。

目に見えないものに怯えて逃げ回っていた私が、ここまでこ

ぎつけられるなど、思いもしなかった。

そんな私でも、迷いながら歩き続けられたから、一つの落と

しどころまで持って行けたのだと思っている。

私自身の話はこれで終わりだが、最後に皆さんに伝えておき

たいことがある。

皆さんの中にも、自信がないとか、出来ることが何もないと

か、そういった事情で就職が難しいと感じている人がいるの

ではないかと思う。自信なんてものは、ただの自分の基準の

産物でしかない。

自分の決めた基準に凝り固まって、自分が出来た事から目を

背けるのは、あまりにももったいない。私のような自己肯定

感がマイナスに振り切っている人間でも、出来る事は確かに

あり、受け入れてくれる場所も確かにある。

 

だから、どうか最後まで諦めないで欲しい。利用期限が迫っ

ていようと、諦めなければチャンスは転がってくる。

自分の弱さが顔を出して、泣きたくなったり、逃げたくなっ

たり、時には心が折れてしまうこともあるかもしれない。

私からすれば、泣いても、逃げても、折れてもいいのだと思

う。再び立ち上がって、また頑張る事が出来るなら、それで

もいいのだと思う。それが、道を歩き続けるということなの

だと、私は思っている。

今後、私がどうなっていくかは正直分からない。ただ、三度

もパスセンターという居場所で活動できたことは、私にとっ

ての誇りだ。その誇りを忘れず、これからまた新たな道を歩

んでいきたいと思う。

そして、この話が皆さんの中に希望の種をまき、枯れない花

となって花開くと良いと、心から願っている。

 

 

 

 

如何でしたか?

いろいろと考えさせられる内容の小説だったと思います。

この卒業生は、今も元気に仕事に励んでいます。

ちょくちょく仕事帰りにパスセンターに寄ってくれて、仕

事の状況や悩みや喜びなどを報告してくれます。

その顔は、すっごく生き生きとしていて、とっても幸せそ

うなんです!!

 

毎回楽しみに読んで頂いた皆さん、本当にありがとうござ

いました。

いつの日か、またこの卒業生が、新しい小説を完成させた

ら、ここで披露させて頂きますね!!

 

…その時まで、お楽しみに☻。

 

 

 

パスセンター東戸塚にぜひ一度見学にいらしてみませんか?

支援員一同心からお待ちしています。

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メール higashitotuka@passcenter.jp

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